第11話 温厚な性格
私は、温厚な性格だ。
そう自分で思っている。
例えば、こんな時でも私は決して怒らない。
例えば、PT中、私以外全員同じLSだった時。メインはLSで会話してるのか、たまにPTで発する会話が繋がらない場合も、私は怒らない。むしろ会話を想像してみる。
例えば、チョコボに乗った瞬間、高いんで歩きましょうか?と言われた時。それがインフレ時で4000ギルも払ったとしても、私は怒らない。そういう場合は、セレブな気分を満喫してみる。
例えば、競売で桁を間違えて落札してしまった時。ダースと間違えて、1万ギルのを10万ギルで落札してしまったとしても、私は怒らない。出品者が喜ぶ姿を想像してみる。そう、言うなればお年玉をあげるような感覚だ。
例えば、目の前で飛空挺が出発しても、私は怒らない。むしろ釣りをする時間ができた、と楽しむ事ができる。
例えば、ヒーリング中に離席し、戻って来たら死んでいた時。金策のために雑魚敵にやられたとしても私は怒らない。敵が仲間内で、うおおお!倒したぞーー!!などという会話をしているのを想像してみる。ドロップはなんだったんだろう?とさらに変な想像をしてみる。
私は、決して怒らない。
つづく
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