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FinalFantasyXI(FF11)のMidgardsormr(ミドガルズオルム)鯖でプレー中の伝記です
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第4話



私の初めてのPT。それはヴァナに降り立ってからまだ1週間もたたない日だった。
まだ、ヴァナのなにもかもが新鮮で、足を進めると新しいエリア、新しい敵。毎日が驚きと発見の連続であった。
今日は、南グスタベルグのダングルフの涸れ谷前付近で敵と戦っていた。レベルは12、ジョブは戦士だった。
そんな中、パーティの誘いがきた。
私はパーティプレイというものにあこがれていたのだ。己の力のみで敵に立ち向かう、という姿もいいのだが、まだまだ未熟であり、グスタベルグ周辺の敵にも苦労するありさま。パーティを組み、ともに協力しながら強大な敵に挑む、という「仲間」の必要性を感じていた。


私は、「お願いします」と初めてのパーティを組むことにした。
狩場は、ダングルフの涸れ谷奥だ。リーダーのAさん以外に、Tさん、Rさん、と合計4人でのパーティだ。
実は、このPTがのちの自分にすごく影響をあたえたことを、まだ知る由もなかった。


狩る敵はゴブリンらしい。涸れ谷は、一度ミッションを進めるために奥地まできたが、その敵の強さに驚き、それ以来足を踏み入れていない場所だった。
私は、パーティプレイというものが初めてだったので、どういう流れで戦闘をするのか、理解できていなかった。どうも釣り役が敵を釣ってくるらしい。
これは私のデビュー戦みたいなものだ。非常に緊張しながら敵を待った。


奥からゴブリンを釣ってくる。

私は驚愕した!なんとこのゴブリン、とてとてではないか!!
いままでソロで戦ってきた敵は、同じくらいの敵はおろか、楽でやっと勝てるくらいであった。私は死を覚悟した。これは敵の選択ミスだ。ああ、せっかくのPTなのに、みんなやられてしまう!
とにかく、私は必死に戦った。他のメンバーを見る余裕もなく、無我夢中だった。




気がつくと、敵は倒れていた。

「か・・・勝ったのか!?」

私は、まるで全力疾走をした後のように乱れていた息を整えながら、あたりを見回した。そこには一人の犠牲者も出ず、他のメンバーも戦闘前とかわらない表情で平然としている。

ソロで戦うことは考えられない強さの敵を、パーティだとあっさり倒してしまう。
そして、得られる経験値もソロとは比べ物にならない。
す・・すごい。これがパーティなのか・・?



Rさんは、次々と敵を釣ってくる。
私も、しだいに戦闘に余裕を持つことができるようになった。

HPが減ると、すかさず白魔道士が回復する。そして、攻撃もみごとだった。順番にWSを打つことで連携をやっていたのである。みごとなパーティプレイである。

「きみも、やってみるかい?」

Tさんが、私も連携にくわわるよう誘ってきた。
しかし、、私はこの連携というものをまったく知らなかったのである。

私の武器は、片手剣だ。どうやら前の人のファストブレードに合わせてバーニングブレードを打つと連携できるらしい。
しかし、、これがなかなか難しく、いっこうに連携ができない。
また、お互いにTPを連絡しあわなければならず、ソロと違って戦闘でする行動が非常に多くなるのだ。




「マクロを使えばいいよ」

マ・・・マクロ?もう何がなにやら、わからなかった。。


それでもなんとか、やっと連携が完成した。この時のうれしさは、今でも覚えている。
連携のタイミングを体で覚えた瞬間であった。



このTさんから私は、戦闘の基礎をたたきこまれた。

連携、マクロのほかにも、ゴブリンが使う爆弾を走って避ける、挑発の使い方、釣りの仕方、、、など実践で指導をもらった。いうなれば、私の戦闘の師匠なのである。


私は、この1~2時間ほどのパーティで、信じられないほど鍛え上げられた。
このパーティで私は自信がつき、いっきに駆け上がっていくのである。




パーティ終了後、私はLSに誘われた。
そう、それは今私が所属しているLSであった。


つづく
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